現在、最新作が劇場公開中の『東京リベンジャーズ』。
コンビニやテレビCMなどで、キャラクターとのコラボ商品を見かけることも多く、ストーリーをご存知ない方でも、なんとなーく知っているんじゃないでしょうか?
SNSなどでも流行りまくった「ひよってるヤツいる?いねえよな!」という名ゼリフを生み出した作品でもありますね!
小学生の間でも話題の作品ですし、「GW中に子供と一緒に観てみたい!!!」という方もいるんじゃないかと思います。
しかし、アニメ版は配信サイトによって【13+】【15+】といった年齢制限が設定されていますし、映画版も【PG12】という区分になっています。
いきなり家族みんなでリビング鑑賞するのは、ちょっと心配ですよね。
そこで、『東京リベンジャーズ』(アニメ&映画)が小さい子供と一緒に観れる作品かどうか、母親目線で詳しく解説したいと思います。
『東京リベンジャーズ』(テレビアニメ&映画)の年齢制限区分
まず、『東京リベンジャーズ』はどんな年齢制限区分が設定されているか、チェックしてみましょう。
テレビアニメ版
Prime Video:【13+】
Prime Videoでは、【13+】という年齢制限区分が設定されています:
【13+】は映倫4区分でいうと【PG12】に該当します。
Disney+:【15+】
Disney+では、【15+】という年齢制限が設定されています:
【15+】は、映倫4区分でいう【R15+】に該当します:
テレビアニメ『東京リベンジャーズ』地上波放送時間
地上波でのテレビアニメ『東京リベンジャーズ』放送時間は、いずれも深夜ばかり(一部をのぞく)。
基本的に、小学生以下の小さい子供がテレビを見ていないような時間帯に放送されているため、保護者の同意・協力がないと観れないようになっている様子です。
映画『東京リベンジャーズ』
『東京リベンジャーズ』【PG12】(2021年)
映画『東京リベンジャーズ』の1作目は、【PG12】という区分が設定されています。
未成年者によるノーヘルでの単車の運転および簡潔な刀剣による殺傷の描写がみられるが、親又は保護者の助言・指導があれば、12歳未満の年少者も観覧できます。
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』【PG12】(2023年)
実写映画シリーズの2作目となる『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』も、1作目と同様【PG12】という区分が設定されています。
未成年者によるノーヘルでの単車の運転の描写がみられるが、親又は保護者の助言・指導があれば、12歳未満の年少者も観覧できます。
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』【PG12】(2023年6月)
今年の6月に公開を控えている『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』も、前の2作と同様に【PG12】という区分が設定されていますが、区分の指定理由が前の2作品とは違っているようです。
殺傷流血の描写がみられるが、親又は保護者の助言・指導があれば、12歳未満の年少者も観覧できます。
『鬼滅の刃』(テレビアニメ&劇場版)の年齢制限区分は??
子供たちの間で大大大人気になった、『鬼滅の刃』。
『鬼滅の刃』も刀による暴力描写が多く、テレビアニメの放送時間帯も『東京リベンジャーズ』と同様に深夜です。
参考までに、『鬼滅の刃』の年齢制限区分をご紹介します。
Prime Video:【16+】
Prime Videoでは、テレビアニメ『東京リベンジャーズ』よりも1つ厳しい、【16+】という年齢制限が設定されています:
Disney+:【15+】
Disney+での『鬼滅の刃』の年齢制限は、『東京リベンジャーズ』と同じ【15+】に設定されています:
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020年):【PG12】
劇場版の『鬼滅の刃』は、映画版『東京リベンジャーズ』と同じく【PG12】という区分が設定されています。
簡潔な刀剣による殺傷・出血の描写がみられるが、親又は保護者の助言・指導があれば、12歳未満の年少者も観覧できます。
『東京リベンジャーズ』は子供と一緒にリビング鑑賞できる?
『東京リベンジャーズ』を家族でリビング鑑賞する上で、
気まずくなるようなシーンがあるか?刺激の強すぎる暴力シーンはないか?
見ていきたいと思います。
ここから先は、作品内の具体的な描写に触れています。
できるだけストーリーの本筋には触れないようにリビングセーフティレベルをチェックしていますが、ついうっかりネタバレしてしまっている可能性がありますので、ご注意ください。
テレビアニメ『東京リベンジャーズ』のリビングOKレベルは3★★★☆☆
5★★★★★:小さな子供でも安心して鑑賞できる。
4★★★★☆:ファミリー向けの軽度なラブシーン(ハグやキスなど)や暴力シーンあり。
3★★★☆☆:ラブシーンや暴力シーンはあるが、激しい表現ではなくストーリーに沿った適度なもの。
2★★☆☆☆:大人向けの作品。激しい暴力シーンやラブシーンあり。
1★☆☆☆☆:過激で露骨な描写が含まれるため、子供と一緒のリビング鑑賞NG。
性的描写・裸の描写:軽度ー中度
暴力・グロ描写:中度
ホラー・ハラハラドキドキ・緊迫感:軽度
その他:中学生による無免許でのバイク走行、暴力、いじめ等の描写あり
小さいお子さんも一緒にみがちなアニメ版。
筆者の息子たち(小5&小2)も全話見ていますし、気に入っているエピソードは何度も繰り返し観ています。
小学生の子供たちも大好きなアニメ版なんですが、親目線で見た場合、いくつか気になる点があるためご紹介します。
登場人物のひとりが風俗店に住んでいる!
アニメ版の『東京リベンジャーズ』、ちょっぴりエッチなシーンが何度か出てきます。
ジャンプやマガジンが原作のアニメにはありがちといえば、ありがちな描写ではあるんですが…
主人公は童貞(←この設定、執拗に出てきますww)、女の子の胸をモミモミ、などなど。
いずれも過激すぎるような描写ではありませんが、リビング鑑賞しているとやや気まずくなってしまう可能性はアリです。
親として1番気になったのは、登場人物の1人が風俗店に住んでいるというところ。
その子の家のシーンでは、お店で働いている嬢たちがセクシーなランジェリー姿でお客さんとともに個室に入っていったり、一緒にシャワーを浴びたり…
「これは何してるの?」と子供に聞かれても、なかなか答えづらいような描写のオンパレードなんです。
筆者の息子たちは、おそらくただただ興味津々で、口をぽかーんと開けて見入っているだけでしたがww
お子さんの年齢や成熟度によっては、NGのご家庭もあるかと思いますので、ご注意ください。
登場人物たち、ほとんどが中学生!
親目線でこのアニメを見ていて、何度も何度もツッコミたくなるのが、
「アナタたち、まだ中学生ですよね!???」
っていうところです。
うちの息子たちよりもほんの少し年上なだけの登場人物たちが、ナイフで人を刺したり、無抵抗な相手をボコしたり、ケンカ賭博をしたり。
みんな当たり前のようにバイクに乗ってるし、誰も勉強の心配してないし、ケンカが強いだけでめちゃくちゃ偉そうだし、人生経験〇十年のオバチャンとしては、ひとことガツンと言ってやりたくなります。
『東京リベンジャーズ』には『鬼滅の刃』ほどの殺傷シーンはありませんが、炭次郎が戦う相手は鬼。
『東京リベンジャーズ』の登場人物たちが戦っている(暴力を振るう)相手は、ほとんど中学生。
この違いを小学生の子供たちがどう捉えるか!??
親の立場で見ると、その点が心配になるところです。
映画『東京リベンジャーズ』【PG12】(2021年)のリビングOKレベルは3★★★☆☆
5★★★★★:小さな子供でも安心して鑑賞できる。
4★★★★☆:ファミリー向けの軽度なラブシーン(ハグやキスなど)や暴力シーンあり。
3★★★☆☆:ラブシーンや暴力シーンはあるが、激しい表現ではなくストーリーに沿った適度なもの。
2★★☆☆☆:大人向けの作品。激しい暴力シーンやラブシーンあり。
1★☆☆☆☆:過激で露骨な描写が含まれるため、子供と一緒のリビング鑑賞NG。
性的描写・裸の描写:軽度
暴力・グロ描写:中度
ホラー・ハラハラドキドキ・緊迫感:中度
その他:高校生による無免許でのバイク走行、暴力、いじめ等の描写あり
「これは俺の人生への・・・リベンジだ!!」
負け犬フリーター=タケミチの元恋人ヒナタが殺された。
事件を知った翌日、タケミチは駅のホームから転落、目覚めた先はなんと10年前――
負け犬人生を歩むきっかけとなった最悪の高校時代にタイムリープしてしまった。
もう一度繰り返される、あの頃。
最悪の過去でようやく見つけたヒナタを救う唯一の方法は、ヤクザも恐れる危険な組織“東京卍會”を消滅させること。
熱い仲間たちとの出会いの中で、ヒナタを救うため、逃げ続けた人生を変えるため、
タケミチは弱虫だった“過去”の人生にリベンジし、“今”を変えられるのか?
アニメ版と違って、登場人物たちは高校生という設定。
さすがに中学生という設定での実写化は無理があったのかな??
実写映画ということで、暴力シーンやいじめのシーンがよりリアルに感じるため、小さいお子さんとのリビング鑑賞には注意が必要です。
エロ描写はテレビアニメ版よりも控えめ!
テレビアニメ版でのちょっとエッチなシーンを主に担当している人物(言い方アレですが...)、エマちゃん↓↓
このエマちゃん、映画版には登場しません。
そのため(?)、アニメにあるようなちょっぴりエッチなシーンは映画には出てきませんし、エロ描写はアニメよりも控えめといった印象です。
ですが、相変わらずの“主人公は童貞”という設定は、しつこいくらいに出てきますww
リビング鑑賞する上で気まずくなるほどではありませんが、気になる方はご注意ください。
暴力シーン、いじめのシーンがリアル!
アニメ版と比べると、やはり実写映画の方が暴力シーンやいじめのシーンがリアルなんですよね。
制服姿の高校生がパシリにされたり、ボコボコに殴られたり、かなりリアルで残酷に見えてしまいます。
同じようなことが身近に起きてしまうんじゃないか!?と想像してしまうような、子を持つ親の立場で見ると胸がギューっと締め付けられるような感じ。
小5の長男のお友達は、おばあちゃんの家でこの映画を見ていて、
「こんな映画、見ちゃダメ!!!子供が見るもんじゃない!」
と、消されちゃったそうです...
でも、おばあちゃんの気持ちもマジでよーく理解できる。
そのくらい、ご家庭の方針によって、リビング鑑賞OK・NGが分かれる作品だと思います。
まとめ
結論、筆者の息子(小5&小2)たちは、テレビアニメ版も映画版も両方観ています。
長男は、原作コミックも持っています(全巻揃ってないけど)。
ですので、小学生以下のお子さんは絶対に鑑賞NG!というわけではないんですが...
映画版の『東京リベンジャーズ』は、最初は鑑賞NGにしようかと悩みました...
やはり、高校の制服を着た子供たちが人をナイフで刺したり、大勢で1人を殴りまくったり、小学生の子供に見せたい映画ではなかったんです。
うちの子は、【PG12】レベルのアクション映画を何度も観ていますし、暴力描写にも免疫はある方だと思いますが、いつも観ているのは主に洋画。
暴力的なシーンも、いじめとかではなくFBIvsテロリスト、アベンジャーズvsサノス、みたいな、身近ではない登場人物たちによるものばかり。
『東京リベンジャーズ』は、同じ日本人で、現代の出来事で、高校の制服着ていて...と、身近に感じる要素が多すぎて、暴力描写もより残酷に映る気がしました。
我が家では、「映画版も観たい!!!!」という息子の声に押し切られて解禁しましたが、
上の解説を読んでみて、気になる点がある方は、家族みんなでリビング鑑賞する前に大人だけで観てみる方が良いかもしれません。
また、アニメ版は、ちょっぴりエッチなシーンや風俗店などが登場するため、リビングで一緒に観ると気まずい空気が流れる可能性アリです。ご注意ください。