5★★★★★:小さな子供でも安心して鑑賞できる。
4★★★★☆:ファミリー向けの軽度なラブシーン(ハグやキスなど)や暴力シーンあり。
3★★★☆☆:ラブシーンや暴力シーンはあるが、激しい表現ではなくストーリーに沿った適度なもの。
2★★☆☆☆:大人向けの作品。激しい暴力シーンやラブシーンあり。
1★☆☆☆☆:過激で露骨な描写が含まれるため、子供と一緒のリビング鑑賞NG。
『スパイダーウィックの謎/The Spiderwick Chronicles』【G】(2008年)は、『スパイダーウィック家の謎』という児童書を原作とした、アクション・ファンタジー映画です。
児童書が原作ということで、映画も子供と一緒に家族で楽しめる内容になっています。ゴブリンを相手に戦うアクションシーンが豊富で、ハラハラするようなシーンもあり、怖いと感じるお子さんもいるかもしれません。
実写映画に慣れていない子や怖がりな子がいるご家庭は、詳しい解説をご確認ください。
『スパイダーウィックの謎』【G】(2008年)ってどんな映画?サクッと解説&あらすじ
あらすじ
両親の離婚後、母親とともに森の中の古い屋敷に引っ越してきたジャレッド、サイモン、マロリーの3姉弟。その夜、ジャレッドは屋根裏部屋で妖精について書かれた謎めいた本を発見する。それは80年前に失踪した大叔父のアーサー・スパイダーウィックが書き残したものだった。すると、その本を狙う邪悪な妖精マルガラスが手下のゴブリン軍団を率いてジャレッドたちを襲撃。なんとか危機を逃れた姉弟は本の秘密を探ろうとするが…。
キャスト&スタッフ
キャスト
フレディ・ハイモア
『ネバーランド』(2004年)、『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)、『アーサーとミニモイの不思議な国』(2006年)(三部作)、『ライラの冒険』(2007年)
サラ・ボルジャー
『ワンス・アポン・ア・タイム』(2012年)(テレビドラマ)
ニック・ノルティ
『ハルク』(2003年)、『PARKER/パーカー』(2013年)、『エンド・オブ・ステイツ』(2019年)
監督
マーク・ウォーターズ
『フォーチュン・クッキー』(2003年)、『空飛ぶペンギン』(2011年)
『スパイダーウィックの謎』【G】(2008年)は家族でリビング鑑賞できる?
ここから先は、作品内の具体的な描写に触れています。
できるだけストーリーの本筋には触れないようにリビングセーフティレベルをチェックしていますが、ついうっかりネタバレしてしまっている可能性がありますので、ご注意ください。
『スパイダーウィックの謎』は子供が観れる作品かチェック!
子供に不適切なシーンや、保護者の助言が必要なシーンがないか、項目別にチェックし評価・解説しています。
軽度:軽度の描写あり
中度:中程度の描写あり
重度:重度の描写あり
性的描写・裸のシーン:なし
子供にフォーカスしている映画で、性的な描写は一切ありません。
暴力・グロ描写:軽度ー中度
暴力シーンや出血描写があるため、中度の評価にさせていただきました。
ゴブリンが剣で刺されて出血するシーンが複数あります。ただ、ゴブリンの血は緑色でそこまでリアルな印象は受けません。ちょっぴりグロいかな...くらいの感じ。
ゴブリンから足などを引っ掻かれて子供たちが傷を負う場面があるんですが、そっちの方が痛そうで目をつぶってしまうんじゃないかな。
ネタバレになるといけないので詳しくは書きませんが、最後の方で「ひーーーーー!!!」となる場面があります。
恐怖・ハラハラドキドキ緊迫感:中度
ハラハラドキドキするシーンは、割と多めです。
見えない敵に見張られているような感じや、「やばい、逃げて!!!」というシーンもありますし、突然出てくる系のドキドキもあります。
我が家の長男がはじめてこの映画を観たとき(たしか年長くらいの頃)、「ちょっと怖い...一緒に観て!」と少し怖がっていました。怖がりなお子さんが観る場合は、保護者の方が隣に座って一緒に観てあげるといいかもしれません。
薬物・アルコール・喫煙シーン:なし
気になるシーンはありません。
その他:離婚の理由
お父さんとお母さんが離婚をして、この家に引っ越してくるという設定の作品なんですが、離婚理由がちょっとリアルというかなんというか...気になる方がいるかもしれませんので、ご注意ください。
映倫のレイティング:G
G(General Audience/すべての観客):年齢にかかわらず誰でもで観覧できる
この区分の映画の主題又は題材とその取り扱い方は、小学生以下の年少者が観覧しても動揺やショックを受けることがないように慎重に抑制されている。簡潔な性・暴力・麻薬や犯罪などの描写が多少含まれるが、ストーリー展開上で必要な描写に限られ、全体的には穏やかな作品である。G 区分の作品には、より大人向けの作品もある。一方、幼児、小学生が観覧の主体となる作品では、より慎重な描写、表現がなされている。
まとめ:『スパイダーウィックの謎』【G】(2008年)はリビング鑑賞OKレベル4★★★★☆
『スパイダーウィックの謎』【G】(2008年)は、家族みんなでリビング鑑賞できるファミリー向け映画です。
ただ、ハラハラドキドキシーンもそこそこあるため、怖がりのお子さんは保護者の方が付き添って観てあげる方が良いかもしれません。
ストーリーの最初から、虫がたくさん出てきたり、ちょっと怖そうな洋館が出てきたり、子供が映画の世界にすぐにハマってくれます。実写映画を見慣れたお子さんでも、集中してくれること間違いナシのファンタジー映画です。
ゴブリンという“非現実的”な存在との戦いを通して、子供たちが“現実”と向き合っていく姿は、子供を持つ親の立場から見ると少し切なく、なんとも言えない気持ちになるんですよね...
是非、ご家庭のリビングでお子さんと一緒に楽しんで観てください!