性的描写・裸のシーン:中度
暴力・グロ描写:中度
恐怖・ハラハラドキドキ緊迫感:中度
薬物・アルコール・喫煙シーン:軽度ー中度
5★★★★★:小さな子供でも安心して鑑賞できる。
4★★★★☆:ファミリー向けの軽度なラブシーン(ハグやキスなど)や暴力シーンあり。
3★★★☆☆:ラブシーンや暴力シーンはあるが、激しい表現ではなくストーリーに沿った適度なもの。
2★★☆☆☆:大人向けの作品。激しい暴力シーンやラブシーンあり。
1★☆☆☆☆:過激で露骨な描写が含まれるため、子供と一緒のリビング鑑賞NG。
『トランスポーター2/Transporter 2』(2005年)は、全編を通して下着姿の女性のシーン、暴力描写があります。
下着姿の女性は、水に濡れて乳首まで透けてしまっていて小学生以下の子供にはちょーっと刺激的。裸のシーン(胸は映りませんが、お尻もしっかり映るしかなり際どいヤツ)もありますし、特に男の子がいるご家庭では気まずい空気が流れるかもしれません。
暴力シーンについては、前作の『トランスポーター』【G】(2002年)と同レベルくらいの過激さ。見ごたえのあるアクションシーンが豊富ではありますが、幅広い年齢層がみれるように工夫されているような作品です。
家庭の方針によって、「リビング鑑賞OK?NG?」が分かれそうな映画ですので、家族で観る前に、詳細をご確認ください。
『トランスポーター2』(2005年)ってどんな映画?サクッと解説&あらすじ
あらすじ
最強最速の運び屋が帰ってきた
今度の任務は危険度≪無限大=∞≫!!ルールを破る仕事―その時、男のプライドを賭けた闘いが幕を開ける! 舞台はアメリカ・マイアミ。“運び屋”から引退を決意したフランクの今度の依頼品は、たった6歳の少年ジャック。“運転手”という仕事で上流階級の一人息子の送り迎えを引き受ける。そんな矢先、突如女殺し屋が現われ、ジャックが誘拐される。引きさかれる間際に、フランクが少年と交わした固い約束「必ず君を守る。守れない約束はしない」。そして決死の覚悟で敵のアジトヘ乗り込んだフランクは、ジャックを救出することに成功するが、敵の本当の狙いは身代金などではなかった! 【24時間以内に死に至る殺人ウィルスの存在】【大統領暗殺計画】、次々と浮かび上がる驚愕の事実。そして、ジャックは、そのウィルスを注射されていた。「僕を守るって約束したよ!」と泣き叫ぶジャック。誘拐犯の真の目的とは!? そしてフランクは少年の命を救うことができるのか?
キャスト&スタッフ
キャスト
『エクスペンダブルズ』シリーズ、『ワイルド・スピード』シリーズ、『MEG ザ・モンスター』
アンバー・ヴァレッタ
『GAMER』、『シャッフル』、『ダブル・ミッション』
マシュー・モディーン
『スティーブ・ジョブズ』、『海底47m』、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(Netflixドラマシリーズ)
監督
ルイ・レテリエ
『インクレディブル・ハルク』、『タイタンの戦い』、『ファスト X』(2023年公開予定)
脚本
リュック・ベッソン
注:以下、脚本作品のみ記載しています。
『Taxi』シリーズ、『96時間』シリーズ、『トランスポーター』シリーズ
『トランスポーター2』【13+】(2005年)は家族でリビング鑑賞できる?
ここから先は、作品内の具体的な描写に触れています。
できるだけストーリーの本筋には触れないようにリビングセーフティレベルをチェックしていますが、ついうっかりネタバレしてしまっている可能性がありますので、ご注意ください。
『トランスポーター2』は子供が観れる作品かチェック!
子供に不適切なシーンや、保護者の助言が必要なシーンがないか、項目別にチェックし評価・解説しています。
軽度:軽度の描写あり
中度:中程度の描写あり
重度:重度の描写あり
性的描写・裸のシーン:中度
全編を通して、下着姿の女性が出てきます。
殺し屋の彼女。アクション・シーンがめちゃくちゃかっこいいんですが、なぜかずーっと下着姿とピンヒールなんですよww
まぁ、そこがかっこいいところでもあるんですけど...子供と一緒に鑑賞している親としては、「ちゃんと服着てくださーい!」っていうのが本音です。
水に濡れて乳首が透けちゃうようなシーンもあります。
裸のシーンもあり、胸までは見えないものの、お尻や太ももの付け根あたりまでしっかり見えてしまうため、小学生以下のお子さんにとっては刺激がちょっと強めかと...
キスシーンはありますが、ほんのちょっとしか映らない&軽いキスのみですので、そこまで気になるようなものではないかと思います。
ベッドの上に裸で腰掛けた男女がキスをするシーンもありますが、“行為が始まる前”という雰囲気は強くないので、キスシーンOKのご家庭ならセーフラインだと思います。
ベッドシーンがあるわけではないんですが、やはり“女性の裸・セミヌード”は小学生以下のお子さんが居るご家庭では刺激が強いと思われるので、“中度”という評価にさせていただきました。
暴力・グロ描写:中度
過激なカーアクション、暴力シーンがあります。
前作の『トランスポーター』(2002年)を観た方はご存知だと思いますが、本作品は、カーアクションと主人公フランクによるアクションが大きな魅力の映画です。そのため、激しいアクションシーンがたくさん登場します。
“重度”ではなく”中度”という評価にした理由は、“暴力そのものに焦点を当てている”というよりは、”アクションシーンを盛り上げるために必要な描写”、という印象が強いからです。
致命傷となった部位(刺されたところ、撃たれたところ、など)がクローズアップされることもほとんどありませんし、グロくみえるような出血のシーンもほぼありません。
フランクのアクションシーンでは、銃ではなくその場にある物を使って敵と戦うことが多いため、物を体に突き刺す系のシーンが多く出てきます。
脚立の足を肩に突き刺したり、メスのようなものを首に突き刺したり。メスを太ももあたりに突き刺すシーンもあります。
1番ひどいのは、腕くらいの太さの鉄パイプを体に突き刺すシーン。突き刺された人は、そのまま死んでしまいます。
ですが、特にひどく出血したり体がぐちゃぐちゃになったりするわけではありません。
壁に飾られている鋲(びょう)のようなものでできたオブジェに突き刺さって死ぬシーンがありますが、突き刺さる瞬間や出血しているところは映っていません。ただ、壁にはりついたまま死んでいる描写は、少し怖いかもしれないです。
また、銃を使わないが故に、敵の足や首の骨を折ったり、物で相手を殴ったり、激しく痛そうなシーン満載です。足に消化ホースをからませて、階段から敵を引きずりおろすシーンは、本当に痛そうで思わず顔をしかめてしまいます。
無抵抗の一般人や警察がバンバン撃たれていく、という点はやや気になりますが、いずれも撃たれる瞬間のシーンは出てこないため、【PG12】や【R15+】指定されている映画のような残虐さはありません。
人が死ぬ場面では、死ぬ瞬間は映されておらず、カメラのアングルが切り替わった次の瞬間に死んでいる、といった描写になっているので、幅広い年齢層の人がこの映画を観れるように配慮されていると感じます。
恐怖・ハラハラドキドキ緊迫感:中度
ホラーなシーンはありませんが、緊迫感のある戦闘シーンはたくさん出てきます。
本作品には子供も登場するため、「子供を助けないと!」というシーンはハラハラドキドキです。
また、落下している飛行機の中での戦闘シーンは、いつ墜落するかわからない恐怖と、敵との激しいバトルで、緊迫感はMAXに!!
ですが、小学生くらいのお子さんであれば、“怖い”という理由で観れないようなレベルではないと思います。
薬物・アルコール・喫煙シーン:軽度ー中度
注射器を使うシーンが何度か出てくる(しかも、バイオテロのため)ので、麻薬等の薬物の利用ではありませんが、“中度”という評価にしました。
また、薬物を使用する描写はありませんが、“麻薬”“麻薬撲滅サミット”というフレーズは何度か出てきます。
その他:剣道のシーンがカオス
序盤で、剣道をしているシーンが出てきます。
面をかぶり竹刀を持った大勢の人たちが、プールサイドで稽古(?)をしているんですが...ルールがめっちゃくちゃ!剣道の未経験者が見ても、おかしなシーンです。
映倫のレイティング:不明
『トランスポーター2』は、映像倫理委員会による区分の設定(【G】【PG12】など)情報が見つかりませんでした。
Prime Videoによる独自のレーティングは、【13+】となっています:
上記の表によると、Prime Videoでは、本作品を【PG12】相当と評価しているようです。
PG12(PG=Parental Guidance(親の指導・助言)の略号):12 歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要
この区分の映画で表現される主題又は題材とその取り扱い方は、刺激的で小学生の観覧には不適切な内容も一部含まれている。一般的に幼児・小学校低学年の観覧には不向きで、高学年の場合でも成長過程、知識、成熟度には個人差がみられることから、親又は保護者の助言・指導に期待する区分である。
まとめ:『トランスポーター2』(2005年)はリビング鑑賞OKレベル3★★★☆☆
『トランスポーター2』(2005年)は、激しいカーアクションを含む、アクションシーンがとってもかっこいい作品です。
過激な暴力シーンも含まれていますが、小学生くらいの子供でも大人と一緒に鑑賞できるように配慮されていると感じます。爽快なアクションシーンは、映画好きなお子さんもきっと興奮して観てくれること間違いナシ!
なんですが...殺し屋の女性が、常に下着姿で胸が透けて見えるようなシーンもあり、こちらにも興奮してしまうこと間違いナシでしょう...この描写がなければ、アクション映画が好きなお子さんとのリビング鑑賞に自信を持っておすすめできるんですけどね。
我が家の息子たちは、小3&年長の頃にこの映画をリビング鑑賞したんですが、特に下着姿の女性に引っかかっている様子はありませんでした。実は、めちゃくちゃ衝撃を受けていたかもしれませんがwww
それよりも、主人公フランクのアクションに興奮しっぱなし!息子たちの大好きな映画のひとつとなりました。
このセクシーでかっこいい女性の描写を気にされないご家庭では、きっと楽しんでいただけると思います。