『コーダ あいのうた』は子供も観れる?気まずいラブシーンや暴力描写の有無を解説
(C) 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS

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『コーダ あいのうた』【PG12】(2021年)のリビング・セーフティレベルは3★★★☆☆です

★★★☆☆:ラブシーンや暴力シーンはあるが、激しい表現ではなくストーリーに沿った適度なもの。

◆レベル3★★★☆☆作品の概要◆
刺激の強い暴力描写または性的描写が含まれている可能性があり、映画に慣れていない子が見ると、刺激が強すぎることがあるかもしれません。映画鑑賞経験が豊富なお子さんであれば、大きな問題なく楽しめる作品です。
ご家庭の方針やお子さんの成熟度によって、リビング鑑賞可否の判断が分かれるのがこのレベルです。
例:「アベンジャーズ」シリーズ「ハリー・ポッター」シリーズ、など(レベル3★★★☆☆作品をもっと見る

◆描写のタイプ別チェック◆

性的描写・裸の描写:中度ー重度
暴力・グロ描写:軽度
ホラー・ハラハラドキドキ・緊迫感:なし
その他:薬物の使用、言葉遣い

 

『コーダ あいのうた』【PG12】(2021年)は、歌と音楽と家族の愛がいっぱい詰まったヒューマンドラマ映画。

 

最初に言います。

本作品には、小学生以下の子供と一緒に観るにはかなーり気まずいラブシーンや下ネタが含まれます。

 

本来なら、リビング・セーフティレベル2★★☆☆☆にしたいくらいの露骨な性的描写になっているんですが、なぜリビング・セーフティレベル3★★★☆☆にしたかというと、とにかく家族の絆とあったかい音楽がたっぷりの作品で、家族でリビング鑑賞するのにおすすめの作品でもあるからです。

 

聴覚障害を持つ家族の中で、唯一聴覚がある女子高校生のルビーが主人公の本作品。

明るくざっくばらんな性格の両親(デリカシーがない、とも取れます)で、ルビーは彼らの性的で露骨な話題も手話で通訳させられています。

 

卑猥で露骨な下ネタがたくさん出てきたりかなり気まずいリアルなベッドシーンがあるんですが、すべてコメディタッチで、家族のオープンな関係性を表した描写。

笑える描写や表現ばかりで、エロさはゼロです。

それでも、小学生以下の子供と一緒に鑑賞するのはかなーり気まずいし抵抗がある方も多いかと思います。

 

しかし、そんなデリカシーのない鈍感な(でも不器用ながらに娘のことを想っている)両親と、自分のことはいつも後回しで聴覚障害のある家族を支える主人公のルビー、その両方の気持ちが痛いほど伝わってくる作品で、家族の絆や愛をめちゃくちゃ感じられる作品なんです。

 

気まずいシーンは含まれるものの、ストーリーの主軸となるのは主人公ルビーの葛藤と成長で、下ネタの気まずさ以上に感情移入してしまう、親の立場でみると涙必須の作品になっています。

 

「最近、反抗期かな?」という小学校高学年ー中学生くらいのお子さんにも観て欲しい作品です。

 

ペケ子

親子で一緒に鑑賞するのはさすがに気まずいかもしれませんが、歌が好きなお子さんにはおすすめの作品ですよ!

 

こんな子におすすめ!
  • 実写映画に慣れている
  • 歌や音楽が大好き
  • 家族で過ごす時間が大好き
こんな子&ご家庭は気を付けて!
  • 実写映画に慣れていない
  • 性的な表現に敏感
  • 高校生の恋愛シーンは見せたくない
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『コーダ あいのうた』【PG12】(2021年)ってどんな映画?サクっと解説

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『コーダ あいのうた』【PG12】(2021年)作品情報&キャスト

 

タイトル 『Coda コーダ あいのうた/Coda』
公開 2021年
ジャンル コメディ、ヒューマンドラマ
上映時間 111分
映倫区分 PG12(=12 歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要 )
監督 シアン・ヘダー
キャスト エミリア・ジョーンズ、トロイ・コッツァー、ダニエル・デュラント、マーリー・マトリン
動画配信 Prime Video(見放題)、Hulu(見放題

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あらすじ

 

 豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聴こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択するルビー。すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。だが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事だと大反対。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父は、意外な決意をし・・・。

映画『Coda コーダ あいのうた』公式サイト

 


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『コーダ あいのうた』【PG12】(2021年)は家族でリビング鑑賞できる?

ネタバレ注意!
ここから先は、作品内の具体的な描写に触れています。
できるだけストーリーの本筋には触れないようにリビングセーフティレベルをチェックしていますが、ついうっかりネタバレしてしまっている可能性がありますので、ご注意ください。

映倫による年齢区分:PG12

 

PG12(Parental Guidance/親の指導・助言):12 歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要

 この区分の映画で表現される主題又は題材とその取り扱い方は、刺激的で小学生の観覧には不適切な内容も一部含まれている。一般的に幼児・小学校低学年の観覧には不向きで、高学年の場合でも成長過程、知識、成熟度には個人差がみられることから、親又は保護者の助言・指導に期待する区分である。

区分指定理由は以下の通りです:

一家で漁業を営む聾唖の家族。その中で唯一 耳が聴こえるルビーは、毎日午前3時に起き出して漁を手伝い、それから学校に行く日々。ただルビーには歌の才能があり、名門音楽学校への進学を希望するのだが……。ドラマ。簡潔な薬物使用の描写がみられるが、親又は保護者の助言・指導があれば、12歳未満の年少者も観覧できます。

区分指定理由

 

『コーダ あいのうた』【PG12】(2021年)のリビング・セーフティレベルをチェック!

子供に不適切なシーンや保護者の助言が必要なシーンがないか、項目別に4段階でチェックし評価・解説しています。

ご自宅のリビングで鑑賞可能かどうか、判断する際の参考にしてください。

4段階評価の内容
なし:注意が必要な描写なし
軽度:軽度の描写あり(やや過激・やや刺激が強い)
中度:中程度の描写あり(過激・刺激が強い)
重度:重度の描写あり(極めて過激・きわめて刺激が強い)

性的描写・裸の描写:中度ー重度

小学生以下の子供と一緒に鑑賞するには、かなり気まずい露骨なベッドシーンや下ネタが含まれます。

ご家族でのリビング鑑賞は要注意の作品です!

 

気まずいベッドシーン

 

夫婦の激しい露骨なベッドシーンの描写があります。

女性が男性の上にまたがって、声を出しながら激しく飛び跳ねている卑猥な描写です。

服は着ていますし、エロさを感じさせるような描写ではありませんが、気まずい度120%の場面。

一瞬のシーンですし、あまりに露骨すぎるため、逆に何をやっているのか理解できないお子さんもいるかもしれません。

 

また、男女がかなり激しく抱き合いながらキスをするシーンがあります。

キスシーン直後にドアが閉まるためそれ以上の描写は出てきませんが、大人であればその先の展開は予想できるシーンです。

 

下ネタや性的行為についての話題

 

「コンドームをつけるように!」「あいつのアソコは...」「セックスは2週間禁止」など性的なことに関する話題がたくさん出てきます。

 

主人公ルビーの家族は、こういった話題にかなりオープンで、そんな話題すらも手話で通訳させられるルビー。

そのやり取りが、良くも悪くもルビーの家族との関係性やルビーの育ってきた環境を表していて、この映画のアクセント的な役割も果たしています。

 

下ネタはすべてジョークやユーモア要素として出てくるため、そこまで気にしないご家庭もあるかもしれませんが、なかなか露骨で卑猥な表現も多いのでご家族でのリビング鑑賞はご注意ください。

 

暴力・グロ描写:軽度

男性同士の殴り合いのシーンがあるのみで、その他に過激な暴力描写は一切含まれません。

 

ホラー・ハラハラドキドキ緊迫感:なし

緊迫感の強い描写は含まれません。

 

ただ、主人公ルビーが自分の夢と家族との狭間で身動きが取れなくなるような場面があり、ルビーに感情移入して精神的に切迫したような気持ちになります。

 

『コーダ あいのうた』【PG12】(2021年)がみれる動画配信サービスは?

『コーダ あいのうた』【PG12】(2021年)は、huluまたはPrime Videoの定額見放題で鑑賞できます。

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2024年2月の情報ですので、最新情報は公式サイトをご確認ください。

まとめ:『コーダ あいのうた』【PG12】(2021年)はリビング・セーフティレベル3★★★☆☆

(C) 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS

『コーダ あいのうた』【PG12】(2021年)のリビング・セーフティレベルは3★★★☆☆です

★★★☆☆:ラブシーンや暴力シーンはあるが、激しい表現ではなくストーリーに沿った適度なもの。

◆レベル3★★★☆☆作品の概要◆
刺激の強い暴力描写または性的描写が含まれている可能性があり、映画に慣れていない子が見ると、刺激が強すぎることがあるかもしれません。映画鑑賞経験が豊富なお子さんであれば、大きな問題なく楽しめる作品です。
ご家庭の方針やお子さんの成熟度によって、リビング鑑賞可否の判断が分かれるのがこのレベルです。
例:「アベンジャーズ」シリーズ「ハリー・ポッター」シリーズ、など(レベル3★★★☆☆作品をもっと見る

◆描写のタイプ別チェック◆

性的描写・裸の描写:中度ー重度
暴力・グロ描写:軽度
ホラー・ハラハラドキドキ・緊迫感:なし
その他:薬物の使用、言葉遣い

『コーダ あいのうた』【PG12】(2021年)は、家族の愛がたっぷり詰まった家族向けの映画なのに、気まずいシーンもたっぷりなため、家族みんなでのリビング鑑賞は結構厳しい…という、なかなか不思議な作品ww

 

【PG12】(=12 歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要 )というレーティングが設定されていますが、正直親子で鑑賞するのはかなり気まずい...

夫婦間の性行為についての話題が盛りだくさん&実際のベッドシーンも出てくるため、リビング鑑賞NGと判断されるご家庭も多いんじゃないでしょうか。

 

主人公ルビーの両親は、性行為を“話題に出してはいけないもの”というタブーな捉え方ではなく、“愛を表現するための大切なもの”と考えているようで(もしくは、ただデリカシーがないだけw)、娘に対してもとってもオープン。

ルビーの両親と同じような感覚でいけば、親子で鑑賞するのも気まずくないかもしれませんww

 

ただし、性的描写や下ネタはあくまで本作品のアクセント的な位置づけ。

主人公ルビーの歌声や音楽、彼女の将来や家族との関わり方など、ルビーとルビーの家族それぞれの想いや感情の変化などに焦点を当てているストーリーです。

 

普段なかなか触れることのない、聴覚障害の方たちの世界も表現されていて、

「音のない世界で子供を育てると、こんな感じなのかなぁ...」と想像するだけで、胸が締め付けられるような場面もあります。

それでもたしかに繋がっている家族の絆に、涙なしではみられません。

 

歌や音楽を通して少しずつ変化(成長)していく家族の姿は、きっと小学生以下の子供が観ても何か惹かれるものがあるはず。

親子そろっての鑑賞は気まずいですが、子供にもみてほしい作品のひとつです。

 


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