『シックス・センス』(1999年)のリビング・セーフティレベルは、3★★★☆☆です。 | |
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リビング・セーフティレベル | 3★★★☆☆:ラブシーンや暴力シーンはあるが、激しい表現ではなくストーリーに沿った適度なもの。 ◆レベル3★★★☆☆作品の概要◆ |
描写のタイプ別チェック | 性的描写・裸の描写:軽度 暴力・グロ描写:中度 ホラー・ハラハラドキドキ・緊迫感:中度ー重度 |
『シックス・センス』(1999年)は、ブルース・ウィリス主演のホラー映画。
この映画の公開当時、「この映画の結末を決して誰にも言わないでください」といったキャッチコピーがとても話題になりました。
ホラー映画ならではの強い緊迫感を感じる演出はありますが、子どもがメインキャラクターの映画ということもあり、小学生のお子さんでも観やすいようなホラーレベルになっています。
ラブシーンっぽい場面はあるものの、気まずくなるほどの内容ではなく、家族みんなでリビング鑑賞できる作品です。
ストーリーが静かに淡々と展開していくため、もしかすると小学生くらいのお子さんにとっては少し退屈に感じるかもしれませんが、結末を知った途端にもう1度観たくなること間違いナシ!
ハロウィンの夜や、雨で外に遊びに行けない週末などにおすすめのホラー映画です。
私がこの映画を初めて観たのは大学生の頃。
久々に小5長男と一緒に観てみたところ、大号泣してしまいました。
『シックス・センス』って、ここまで泣ける映画だったかな...
子供を持つ親になって観てみると、また違った角度から楽しめる作品です。
- 実写映画に慣れている
- 静かな映画が大好き
- ちょっぴりホラーな雰囲気が好き
- 実写映画に慣れていない
- ホラーや怖い映画が苦手
- 血やグロ描写が苦手
『シックス・センス』(1999年)ってどんな映画?サクっと解説
(C) 1999 - Buena Vista Pictures
『シックス・センス』(1999年)作品情報(監督&キャスト)
タイトル:『シックス・センス/The Sixth Sense』
公開:1999年
ジャンル:サスペンス、ホラー
映倫区分:不明(参考:Prime Video【G】、Hulu【G】、Googleナレッジパネル【R15+】)
監督:M・ナイト・シャマラン
キャスト:ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、オリヴィア・ウィリアムズ
あらすじ
死者が見える少年と心に傷を負った精神科医が交流を通じて癒されていく姿を綴った異色のサスペンス・ホラー。高名な精神科医のマルコムは、かつて担当していた患者からの凶弾に倒れてしまう。リハビリを果たした彼は、複雑な症状を抱えた少年・コールの治療に取り掛かる事に。コールは常人には無い特殊な“第6感”、死者を見る事ができる能力を持っていた。コールを治療しながら、彼によって自らの心も癒されていくマルコム。そして彼には予想も付かない真実が待ち受けていた…。
『シックス・センス』(1999年)は家族でリビング鑑賞できる?
ここから先は、作品内の具体的な描写に触れています。
できるだけストーリーの本筋には触れないようにリビングセーフティレベルをチェックしていますが、ついうっかりネタバレしてしまっている可能性がありますので、ご注意ください。
映倫の年齢制限区分:不明
『シックス・センス』(1999年)の年齢制限区分については、映倫公式サイトに情報が掲載されていませんでした。
Amazon Prime VideoおよびHuluでは【G】、Goolgeナレッジパネルでは【R15+】という区分が設定されています:
『シックス・センス』(1999年)のリビング・セーフティレベルをチェック!
子供に不適切なシーンや保護者の助言が必要なシーンがないか、項目別に4段階でチェックし評価・解説しています。
ご自宅のリビングで鑑賞可能かどうか、判断する際の参考にしてください。
軽度:軽度の描写あり(やや過激・やや刺激が強い)
中度:中程度の描写あり(過激・刺激が強い)
重度:重度の描写あり(極めて過激・きわめて刺激が強い)
性的描写・裸の描写:軽度
気まずいラブシーンや性的描写は出てこないため、家族で安心してリビング鑑賞できる作品です。
夫婦のキスシーンやそのまま服を脱ぎながら寝室へ入って行くシーン、女性がブラジャー姿になり着がえをしているシーン、女性がすりガラス越しにシャワーを浴びているシーンなどがありますが、いずれもセクシーな雰囲気を強調するようなものではありません。
暴力・グロ描写:中度
暴力的な描写はほとんど出てきませんが、出血やグロ描写が多く含まれる作品です。
銃による暴力描写
銃で人を撃つシーン、また銃で自分の頭を撃ち抜く(自殺する)シーンがありますが、撃たれた箇所がアップになったり血が飛び散ったりするわけではないので、アクション映画に慣れているお子さんであれば鑑賞できるような描写です。
死体、死んでいる人の描写
この映画の1番ホラーなポイントが、この死体や死人の描写ではないでしょうか。
登場人物の少年コールは、死んだ人が見えるという特殊能力の持ち主。それ故に死んだ人の描写や死体の描写が何度も出てきます。
死んでいる人たちは、死んだときの状態のままで現れるため、頭部が血だらけの死人や手首が傷だらけの死人など、見た目がかなりグロ&ホラー。
嘔吐しまくっている人や、天井から首を吊って死んでいる人たちも出てきます。
ただ、ストーリーが進むにつれて、幽霊たちが姿を現す目的のようなものがはっきりしてくるため、ホラー映画でよくある「ホラーなまま終了」というオチではなく、小学生以下のお子さんでも観やすい内容です。
ホラー・ハラハラドキドキ緊迫感:中度ー重度
幽霊が登場するホラー映画なので、緊迫感を煽る演出も多く、怖がりなお子さんは注意が必要です。
オープニングの音楽からホラーな雰囲気満載で、全体的に怖くて暗い作品だということが伝わってくるはず。
特に、死んだ人たちが登場するシーンでは、少年コールが非常に怯えており、恐怖感を高める音響効果とともに、心臓バクバクのホラーシーンとなっています。
また、1人の男の子が無理やり戸棚に閉じ込められるいじめのようなシーンもあり、ホラーとは別の緊迫感があります。
『シックス・センス』(1999年)は、夜に大人1人で鑑賞できる?
『シックス・センス』(1999年)は、緊迫感を煽る演出が多いホラー作品ではありますが、ギリギリ1人でも観れるレベルの映画ではないでしょうか?
音響効果やその他演出によって、“突然出てくる系”の怖いシーンもあるため、極度に怖がりな方にはおすすめしません。
しかし、ホラー以外の要素も多く含まれていて、特に子育て中の親の立場で観ると、鑑賞後は“怖かった”というよりもなんだかすべてが救われるような、あったかい気持ちになれる作品だと思います。
まとめ:『シックス・センス』(1999年)はリビング・セーフティレベル3★★★☆☆
(C) 1999 - Buena Vista Pictures
3★★★☆☆:ラブシーンや暴力シーンはあるが、激しい表現ではなくストーリーに沿った適度なもの。
◆レベル3★★★☆☆作品の概要◆
刺激の強い暴力描写または性的描写が含まれている可能性があり、映画に慣れていない子が見ると、刺激が強すぎることがあるかもしれません。映画鑑賞経験が豊富なお子さんであれば、大きな問題なく楽しめる作品です。
ご家庭の方針やお子さんの成熟度によって、リビング鑑賞可否の判断が分かれるのがこのレベルです。
例:『アベンジャーズ』シリーズ、『ハリー・ポッター』シリーズ、など
『シックス・センス』(1999年)は、幽霊が登場するなど怖い演出の多いホラー映画です。怖がりなお子さんや実写映画に不慣れなお子さんの鑑賞はおすすめしません。
ですが、幽霊たちへの恐怖心に立ち向かっていく少年コールの姿はとっても勇敢で、そのコールの気持ちに寄り添う母親の姿もたくましく、小学生くらいのお子さんのいるご家庭にはピッタリのホラー映画です。
恐怖心を煽るような演出も多く含まれますが、ホラーなだけで終わってしまう映画ではないので、小学生以下のお子さんでも楽しめるようなホラー作品ではないでしょうか。
結末を観ると、必ずもう1度最初から観たくなる、そんな作品です。
家族みんなでリビング鑑賞したあとは、きっと映画談義が盛り上がること間違いナシですよ!